今日は東京では冷たい雨が降り、職場から帰る時間には雪に変わっていました。風が強く、横殴りの雪に凍えながらも無事に帰宅できました。
帰宅途中に電車内でブログに書くお題を探していたところ、ちょうど思い出したことがあったので書いてみようと思います。
一番古い記憶は雪の日の記憶です。何歳の時だったかはわからないのですが、幼稚園にも保育園にも通っていなかったことは覚えています。
今日よりももっと雪がひどい日のことです。ゆらゆらと揺られながら窓の外を眺めていました。視点が高かったので多分誰かに抱き上げられていたのだと思います。
その当時住んでいた家は小さな平屋で窓は古いガラス特有の歪みがありました。道路を挟んだ正面には幼稚園があり、普段は子供たちの賑やかな声が聞こえてくるはずの場所です。
その記憶のなかでは、音も景色もすべてが雪と風に吸い込まれていました。
古いガラス一枚隔てた向こう側の世界を眺めていると、別世界にポツンと自分が放り込まれたようで、ほんの少しの恐怖を感じました。
部屋の暖かさと、誰かに抱きしめられている感覚にとても安心したのを覚えています。
明日も雪が降るそうです。悪天候が続きますが、皆さんくれぐれも体調を崩されないように、今日はしっかり休んでください。
私も今日は早めに寝ようと思います。
帰宅途中。信号待ち中。