shitokaの日記

旅したい。

星野道夫著『旅をする木』文春文庫

暦の上では春となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。東京では明日雪が降るそうで、まだまだ冬だなと実感しております。

 

今週のお題は「元気を出す方法」ということで、落ち込んだ時に読む本を紹介します。

写真家の星野道夫さんのエッセイ集、「旅をする木」です。

 

収録されているどのエピソードも好きなのですが、落ち込んだ時に読むことが多いのは「もう一つの時間」というエピソードです。

 

東京で満員電車に揺られ出勤し、働いて、疲れ切って帰宅して...私がそうした日常を送っている今このときにも、アラスカには満点の星空が広がり、クジラが海面から飛び上がり、クマが春を待ち、厳しい自然のそばに生きている人々がいる。

当たり前のことだけど、普段は頭の片隅に追いやられてしまう「もう一つの時間」の存在は、日常に押しつぶされそうなときに私を助けてくれます。

 

星野道夫が「アラスカに行って暮らす」と決めたのは22歳。今、同い年の私は彼ほど具体的な目標はないけれど、たくさん旅をしたいなと考えています。

 

とにかく、疲れた時は文章をなぞるようにこの本を読むと、なんかよくわからないけど元気になります。お勧めの一冊です。

 


f:id:shitoka:20240204222147j:image群馬県赤城山鳥居峠の朝日です。また行きたい…。

 

明日は月曜日、仕事が始まります。金曜日まで頑張ります。