まだまだ寒い日が続いておりますが、皆さんお変わりないですか。
職場では風邪が流行っております。天気予報を見ると来週からは少し暖かくなるようですが、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期です。健康には十分にご留意ください。
さて、今日はピーター・メンツェルさんの『地球家族』という本の話です。
写真家である彼は、世界中の様々な地域に住む”ごく普通の”家庭で一週間生活を取材し、その内容を写真集にまとめました。さらには、家の中にあるものをすべて屋外に出し、そこで撮影した家族の集合写真も掲載されています。
日本やアメリカといったモノに溢れた国から、取材当時戦争中であったサラエボや、経済発展が続くアフリカ・アジアの国々まで。「世界30か国の普通の暮らし」の報告がまとめられています。
実は、明日の午前中に消防設備点検があるため今日は大掃除をしました。
今日一日で8畳のワンルームから出た不用品は、45Lのゴミ袋二つ分。
忙しさにかまけて今まで掃除を後回しにしていたのですが、こんなに自宅にはゴミがあったのかと驚きました。
掃除を終えて夕食をとっている時にふとこの写真集のことを思い出しました。
ずいぶん昔に図書館で借りて読んだだけなのですが、自分の勉強机の上から旅をしてるようで、ページをめくるのがとても楽しかったことを鮮明に思い出せます。
今日は幼い頃の記憶や亡くなった母との記憶と思いがけず巡り合いました。
せわしなく日々が過ぎていく中で、置き去りにしてしまっていたモノは、多分私が思っている以上に多い。
正直に申し上げると、私は掃除を含む家事全般に苦手意識があるのですが、掃除をしていた今日一日はいい時間を過ごせました。
調べてみたら、『地球家族』は続編と関連するプロジェクトがあるようで、とりあえず明日は消防設備点検が終わったら図書館に行ってこの本を借りてくるつもりです。
春の訪れはすぐそこです。花粉症には厳しい時期が来ますが気を強く持ちましょう。
それではまた。
参考資料:ピーター・メンツェル『地球家族』TOTO出版、1994年。